1危機管理
1.避難所施設・受水槽の活用
2交通問題
1.公共交通の利便性向上
ア.バス路線確保
3行政改革
1.河川・道路・管理係におけるデータ管理について
4開発問題
1.三郷吉川線沿道地区の区画整理事業について
ア.現在に至るまでの経緯
イ.今後の予定等
△菊名裕議員
○議長(中野照夫議員) 通告第16、23番、菊名裕議員。
〔23番 菊名 裕議員 登壇〕
◆23番(菊名裕議員) おはようございます。
平成29年も残すところ2週間余りとなりました。三郷市議会12月定例会も本日をもって終了いたします。ことしもさまざまな出来事があり、公職者の不祥事やスキャンダルなど多々報道されておりましたが、私たちは公僕として襟を正し、14万人市民に恥じぬよう職務を遂行していきたいものです。
さて、最後の質問にしばしおつき合いいただければと思います。
それでは、通告に従いまして一般質問を始めます。
危機管理問題から。
9月議会でも取り上げました危機管理の質問になります。今議会の一般質問で、逢澤議員の一般質問でも取り上げられておりましたが、先月、11月28日、三郷市役所7階大会議室にて、当市初の避難所開設運営に関する説明会が行われ、町会長をはじめとする多くのかたが参加されておりました。
また、避難所の1つである吹上小学校にて、10月14日に市内初の避難場所訓練が行われました。ここでも200名を超える地域のかたが参加されており、有事における関心の高さがうかがわれました。実際に避難所で備蓄されている備品も公開されており、寝袋、毛布、簡易トイレ等とともに、ペットボトル80本が展示されておりました。公園の内容にも飲料水の確保について、多くのかたが関心を持っておられました。
さて、本題に移ります。
避難所に指定されている学校には全て受水槽が設置されております。受水槽とは、水道管から一定量の水道水を一時的に貯水する貯水槽で、主に地上や地下に設置され、マンションや学校などの高さのある建物で、上階へ給水するために必要な水圧が足りない場合や、短時間に大量の水を使用する施設に設置されており、この受水槽方式の給水方法が用いられております。
市内33か所の避難所全てに受水槽が設置してあり、最少規模の三郷特別支援学校で10トン、最大では前川中学校の73トンの水が保有されております。全ての避難所の水を合計しますと、1,069.4トンになり、1日3リットル使用するとして、1万人が35日、約ひと月過ごせるようになります。ところが、残念なことに、その水を利用するためのコック、蛇口がつけられている避難所は、吹上小学校、戸ヶ崎小学校、幸房小学校の3か所しかありません。全ての受水槽へ蛇口を取りつけておくことは、有事の際、飲料水を確保する策としては非常に有効であり、早急に対応するべきであると考えます。
同時に、県管轄の三郷高校をはじめとする4校が避難所指定されており、安心・安全をうたう三郷市として埼玉県に対しても取りつけの要望、または市の予算での取りつけの話を進めるべきであると思われますが、いかがでしょうか。見解をお伺いいたします。
公共交通利便性向上について。
この質問は、平成26年12月の継続になります。戸ヶ崎地区、特に交差点近郊、五丁目、六丁目、七丁目、八丁目からバス路線で市役所をはじめとする公共機関に出向くことが非常に困難で、中川橋たもとの東武バスか戸ヶ崎ベルク前のマイスカイバスを利用するしかほかなく、どちらも戸ヶ崎の交差点から直線で600メートル、市境、県境からはそれ以上の距離があります。唯一の機会は、休日、週1度の東武バスを利用するほかありません。
行政の公助により、戸ヶ崎の住民のバス路線確保の要望をいたしましたが、答弁として、市内交通バスについて、少子高齢化社会や利用者の減少などへの対応や利便性向上に向け、業者と利用促進策について協議をする。また、乗り継ぎ策の検討、高齢者へのバス利用促進策、戸ヶ崎地区を含むバス路線の見直しも含め、引き続き協議を行い、利用しやすい公共交通バスの充実に向けて検討すると市長にお答えをいただきました。
その後3年が経過いたしましたが、改善が見受けられません。このまま戸ヶ崎は見放されてしまうのでしょうか。ご見解を伺いたいと思います。
河川・道路・管理係におけるデータ管理について。
排水基本計画の基礎資料となる水路現況調査における総合治水整備計画策定に当たり、建設部のデータ管理等について、機構改善の提言を平成27年12月議会にて行いました。
部長答弁では、今後は過去に水路工事を実施した箇所の竣工図など、システムへ反映できるようデータ管理を進めていきたい。また、行政改革による機構改善については、データの一元化など、さらに効率的な業務が行えるよう改善に努めていきたい。また、工事の完成図書の反映について、貴重な資料として認識している。今後、データ化による管理も含め、さらに有効に工事の完成図書を活用できるよう進めたいとお答えいただきました。
その後の新旧データ管理状況を含め、業務改善等、今日まで対応され実施されてきたことを教えていただきたいと思います。
最後になります。三郷吉川線沿道地区の区画整理事業について。
先月の「広報みさと」に産業立地ゾーンと位置づけ、誘致した企業の紹介などがされておりました。着々と進んでいる産業立地ゾーン計画、平成22年に発行された都市計画マスタープランに示されております産業立地ゾーンは、三郷吉川線沿線、草加流山線以北、三郷料金所インターチェンジ周辺、三郷インター南部第二、外かく環状道路沿線、新和高須線の6か所があります。今回はそのうちの1つ、三郷吉川線沿線地区についてお伺いしたいと思います。
平成24年に三郷吉川線開通と同時に注目され始めた彦糸地区、産業立地ゾーンとして、当初19ヘクタールの地区計画として計画され、開発業者の公募がかけられました。その後、なぜか区画整理事業に変更され、現在に至っております。
この間、初期の計画から変更された事柄など幾つかあると思われます。地域地権者はもちろん、多くの市民も大変気にかけているプロジェクトであります。地区計画から区画整理事業に変更された流れを含め、現在までの経緯、そして今後の予定を詳しく説明していただきたいと思います。
以上、1問目を終わります。
○議長(中野照夫議員) 菊名裕議員の質問に対する答弁を求めます。
木津雅晟市長。
〔木津雅晟市長 登壇〕
◎市長(木津雅晟) 菊名議員のご質問にお答えいたします。
1、危機管理の1、避難所施設・受水槽の活用について、総論をお答えし、詳細につきましては、担当部長をして答弁いたさせます。
大規模災害時は、配水管の破損や停電により多くの地域で断水するおそれがあると予想されることから、災害発生直後における水の確保につきましては、生命維持に最低限必要な量とされる1日当たり3リットルの飲料水の確保を目途に、供給体制の整備をすることが求められております。
学校に設置してある受水槽内の水を活用した給水方法につきましては、災害時における水の供給を、より速やかに避難者に対して提供することができるものと期待されており、災害時における有効な水の供給手段の1つとして認識しております。
いずれにいたしましても、災害時における給水につきましては、想定を超える災害が発生した際にも、速やかに行うことが必要不可欠であることから、学校に設置された受水槽内の水の活用を含め、平常時からさまざまな選択肢を用意して対策を講じておき、災害が発生した際には、速やかに水の確保、供給できるよう、引き続き対応を図ってまいります。
次に、2の交通問題の1、公共交通の利便性向上のア、バス路線の確保につきましては、総論についてお答えをし、詳細については担当部長をして答弁いたさせます。
本市では、これまで土地区画整理事業の実施や都市計画道路の開通など、まちづくりの進捗にあわせ、バス路線の施設や変更などについてバス事業者などの関係機関と協議を行ってきたところでございます。
今年度におきましては、三郷市地域公共交通活性化協議会を設置し、将来にわたって持続的かつ安定的に公共交通を維持発展させ、まちづくりなどの地域戦略と一体となった公共交通の活性化と、利用促進を図ることを目的とした三郷市地域公共交通網形成計画を策定しているところでございます。
今後もバス路線を中心としたバスネットワークを進める考えでございますので、戸ヶ崎地区の路線を含めたバス路線の見直しや、まちづくりの道路整備の進捗とあわせたバス路線の活性化などについて、協議会の中で議論をし、将来にわたって持続的かつ安定的に公共交通を維持発展させるように努めてまいります。
○議長(中野照夫議員) 島村徹環境安全部長。
〔島村 徹環境安全部長 登壇〕
◎環境安全部長(島村徹) ご質問に順次お答えいたします。
初めに、1、危機管理の1、避難所施設・受水槽の活用の詳細についてお答えいたします。
本市における給水計画では、ペットボトルによる飲料水の備蓄をはじめ、水道部施設の貯留水、埼玉県及び東京都水道局との協定による給水、耐震性貯水層の設置、さらには民間事業者との物資提供による協定などにより、災害時における水の供給体制の整備に努めております。
しかしながら、災害時においては、道路の寸断やがれきの散乱など、被害の状況によっては飲料水の円滑な供給活動に支障を来すことも想定されます。
議員ご質問の避難所施設の受水槽の活用につきましては、災害時に水を確保する手段の1つとして近年注目されており、避難者に対して速やかに水を供給することが期待されることから、今年度は戸ヶ崎小学校の受水槽に給水栓を設置したところでございます。
現在のところ、戸ヶ崎小学校、吹上小学校及び幸房小学校の3か所で受水槽の水を活用するための給水栓を設置しておりますが、この手法は低予算で、災害時の水の確保が可能であると考えておりますので、今後、施設管理者と協議を行い、課題の整理をしつつ、受水槽への給水栓設置を計画的に進めてまいります。
次に、2、交通問題、1、公共交通の利便性向上、ア、バス路線確保についてお答えいたします。
市では、これまで平成17年度に開業したつくばエクスプレス三郷中央駅の開設とあわせて、バス路線網の新設、再編や運行本数の確保等を図り、公共交通の充実に努めてまいりました。その後約10年が経過し、この間、三郷インターA地区や三郷ンター南部地区の土地区画整理事業の開業や新三郷駅周辺の大規模開発事業の整備、都市計画道路の開通等、まちづくりの進捗にあわせ、バス路線の新設や路線変更などについてバス事業者などの関係機関と協議を行い、バス路線の確保に努めてきたところでございます。
昨年度、持続可能な公共交通の方向性を検討するために、移動実態、ニーズ等を把握することを目的とした市民アンケート調査を実施いたしました。そのアンケートを受けまして、本年度は三郷市地域公共交通活性化協議会を開催し、まちづくりの進捗とあわせた現在のバス路線を基本とする、持続可能で利便性の高い公共交通を目指す三郷市地域公共交通網形成計画の策定に向け、協議を進めているところでございます。
議員ご指摘の戸ヶ崎地区の路線につきましては、市民アンケートの結果では、路線バスに対する改善ニーズが高いものの、同地区を循環する路線バスについて、これまで平成21年度に八潮駅から戸ヶ崎二丁目を経由する循環バスが、平成23年度には三郷中央駅から戸ヶ崎二丁目を経由する循環バスが、それぞれ利用者が少ないといった理由から廃止となっており、路線バスを再編するには慎重に判断することが必要であると協議会の中で検討されたところでございます。
しかしながら、高齢化の進展に伴う交通弱者が増加する中で、公共交通の充実は重要であると認識しておりますので、さまざまな公共交通の移動手段も含めて、戸ヶ崎地区をはじめとする市全体の公共交通サービスについて、議論を続けていく必要があると考えております。
いずれにいたしましても、バス事業者などの各関係機関とまちづくりや道路整備の進捗にあわせたバス路線の活性化や観光、健康増進、地域振興など、さまざまな視点から公共交通の利便性の向上の方策について協議を続け、使いやすくてわかりやすい利用者の目線に立った持続可能な公共交通ネットワークの維持、発展に努めてまいります。
以上でございます。
○議長(中野照夫議員) 長本俊也建設部長。
〔長本俊也建設部長 登壇〕
◎建設部長(長本俊也) 私からは、3、行政改革、1、河川・道路・管理係におけるデータ管理についてお答えいたします。
現在、行政サービスの1つといたしまして、市民の皆様や測量業者などのかたに、道路の幅員や道路境界などの情報を道路台帳管理システムにより提供しているところでございます。
道路の情報につきましては、昭和58年度から道路台帳の整備を進め、平成15年度に道路台帳管理システムによりデータ管理を行っておりますが、水路につきましては、今まで水路台帳が未整備となっておりましたことから、システムによるデータ管理が整備されていない状況でございました。
第4次三郷市総合計画に掲げております総合治水計画の策定を計画的に進めていくため、現在、排水基本計画を策定しているところでございますが、施設の水路機能を最大限に活用して、効率よく雨水を排水させる検討を行うため、その基礎資料となる水路の高さや断面、流下方向などを把握する水路現況調査を平成25年度から着手し、今年度は彦成地区において調査を実施しているところでございます。
水路現況調査結果につきましては、水路施設の情報を水路台帳として現在整備を進めておりますが、そのほか道路台帳システムと同じシステムを利用して、水路施設のデータも管理できますよう、システムの構築についてもあわせて整備を進めているところでございます。
平成27年12月議会におきまして、議員からご指摘をいただきました、過去の水路工事などを実施したときの貴重な情報である竣工図面につきましては、水路現況調査を実施する際に有効に活用しておりますほか、水路台帳システムに反映させて、水路現況調査の水路情報とあわせてデータで管理できるよう、順次整備を進めているところでございます。
今後も引き続き、貴重な財産である竣工図面などの資料につきましては、道水路施設の管理情報を次世代へ適切に引き継いでいけるよう、データの一元管理による整備を進めていくとともに、さらに効果的な業務が行えますよう、業務改善を図りながら、行政サービスの向上に努めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
○議長(中野照夫議員) 豊賀克夫まちづくり推進部長。
〔豊賀克夫まちづくり推進部長 登壇〕
◎まちづくり推進部長(豊賀克夫) 私からは、4、開発問題の1、三郷吉川線沿道地区の区画整理事業についてのア、現在に至るまでの経緯と、イ、今後の予定等につきまして、関連がございますので、一括してお答えいたします。
三郷吉川線沿道地区は、第4次三郷市総合計画において、産業立地ゾーンの1つとして位置づけられております。この産業立地ゾーンは、市内の市街化調整区域において、幹線道路に面するなど、非常に利便性の高い地区について、工業、流通系の都市利用を誘導し、産業の振興や雇用機会の創出が期待されているところでございます。
本地区におけるこれまでの取り組みや経緯でございますが、平成27年6月に産業立地ゾーン基本方針において、市街化調整区域における地区計画による土地利用の誘導を図る地区として定め、約19ヘクタールの区域の地権者の皆様と調整を開始いたしました。
平成28年3月に地権者説明会を開催し、その後、土地活用に関する意向調査を実施いたしました。その結果、土地の売却や賃貸、または農業の継続など、地権者の土地利用意向が混在しており、現位置のままの土地活用では大きな確保をすることが困難であったこと、また市の想定する内容に合致した企業提案がなかったことなどから、地区計画による誘導を断念したところでございます。
しかしながら、多くの地権者は土地活用を希望していたこともあり、換地の手法により、地権者の意向に応じて土地を集約し、まとまった事業用地を生み出せる土地区画整理事業の検討を進めました。その後、地権者の戸別訪問による意向調査や説明会、パブリックコメント手続などを経て、平成29年3月に産業立地ゾーン基本方針の内容を変更し、土地区画整理事業による土地利用の誘導を図る地区としたところでございます。
なお、土地区画整理事業では、市街化編入を基本とすることから、隣接する吉川市の市街化区域との連続性を考慮するなど、都市計画の観点から、誘導区域につきましては、約23ヘクタールに変更しております。
現在の進捗状況といたしましては、道路や公園、調整池などの公共施設の配置計画や、概算事業費、概算減歩率の算出など、事業計画のベースとなる案を作成しており、並行して埼玉県の関係課や公共施設の管理者、地区に隣接する二郷半用水の管理者である葛西用水路土地改良区など、関係機関との協議を重ねているところでございます。
地権者への対応といたしましては、組合施行による土地区画整理事業の事業化を推進し、組合設立を円滑に進める上で必要となる組合設立準備会について、平成29年度中の立ち上げを目指し、三郷吉川線沿道地区土地区画整理事業協議会を設立し、土地区画整理事業の仕組みや進め方についてご理解を深めていただいているところでございます。
今後の予定等でございますが、地権者への対応といたしましては、事業費や計画内容をまとめ、土地区画整理事業の概要について地権者を対象に説明会を開催し、その後、組合設立準備会の設立に関する同意を取得してまいります。
地権者対応に並行して、市街化区域の編入をはじめとする都市計画の手続につきましては、埼玉県及び関係機関と協議を進めてまいります。
このほか、土地区画整理事業が環境に及ぼす影響について、埼玉県環境影響評価条例に基づく事前調査を実施してまいります。
なお、市街化区域の編入などの都市計画決定には、手続が順調に進みましても、今後2年から3年の期間を要する見込みでございます。
市といたしましては、本地区の早期の事業化に向け、引き続き、地権者及び関係機関との調整を進めてまいります。
以上でございます。
○議長(中野照夫議員) 菊名裕議員。
◆23番(菊名裕議員) それぞれ答弁ありがとうございました。幾つか要望、また再質問をさせていただければと思います。
まず初めに、避難所の受水槽の活用に対し、ご理解いただきまして大変ありがとうございました。また、給水栓の取りつけに対しても進めていただけるということで、非常にありがたいのですが、全ての避難所に蛇口がつけられるのはいつごろになるのか。具体的なタイムスケジュールも含めてご答弁いただければと思います。
先日、ビバホームで水道の蛇口を見てまいりました。1つ8,260円ということであります。100個で82万6,000円なんですけれども、当然、材料費だけでは設置できない。工費であったり、また配管の設備も必要になってくると思います。ですが、有事の際、よく考えれば、費用対効果というのははかり知れないものだと思います。早急なる整備をお願いしたいと思います。再答弁をお願いいたします。
また、33か所という話を先ほどさせていただきましたけれども、この三郷市役所にも消防本署にも当然受水槽があります。災害基本計画を含め、業務継続計画、三郷市役所や消防でも職員、またそれに携わる方々が有事の際には大勢集まります。その方々の飲料水、これも大変必要なものだと思います。三郷市役所には地下に、消防署には地上にあるということで、両方とも最低10トンは蓄えがあるということですので、並行して市庁舎また消防本署にも蛇口をつけられることをお勧めいたします。
続きまして、公共交通利便性向上。
先日、配られました三郷市地域公共交通網形成計画、こちらになります。53ページに地区別の人口分布と高齢化率、そして交通空白・不便地域へ、そして54ページには三郷駅、新三郷駅、三郷中央駅へのアクセス性評価が示されており、戸ヶ崎交差点付近は全てネガティブの評価がされておりました。こんな感じです。
地区別人口、これも濃い色になっております。地区別高齢化率、これも大道西のあたりですが、一番濃い色になっていますね。また反対のページ、何か腸みたいにうにうにになっていますけれども、ピンクの部分はアクセス性評価が悪いところです。戸ヶ崎の交差点付近は全てピンクになっております。
先ほどご答弁でありましたけれども、このような冊子ができていて、行政側としては、戸ヶ崎地区の不便性は十二分に理解していただいていることと思います。私が3年前にこの議場で申し上げたとおり、しっかりと確認されていることはわかったのですが、残念なことに、戸ヶ崎地区に対しての前向きなご答弁はいただけなかったように思います。
この冊子の3ページには、昭和40年から50年にかけての人口の推移もあります。まさにこの時代に三郷市を支えた戸ヶ崎の方々が高齢になり必要になった公共交通、小さい車でも、日に2~3本でも結構です。定期便の確保をお願いできればと思います。地域を代表し要望いたします。ご答弁いただければと思います。
3番、データ管理ですね。前回の質問と同様で、行政改革における機構改革の必要性を非常に強く感じます。建設部において、排水基本計画、総合排水計画、総合治水計画などなど、今後も14万市民の住環境整備のため、多くの施策をもとに工事や整備が進められていくと思われます。
工事発注、竣工管理、竣工後のデータ管理など、複数の工事を限られた人員で竣工させるには、事業の優先順位を明確にし、情報を共有し、効率的な人員配置をする機構改善の必要性を強く感じます。そのためには、行政改革のコアである事務事業評価をしっかりと回すことが必然であります。
以前から何度となく申し上げておりますが、継続的に改善を行うことにより、その施策の重要性や必要性が明確になります。施策推進のための予算や人員が投入されることは自明と思われます。また、そうでないものも明らかにされ、おのずと優先順位が見えてくることにより、当市に1,000近くもある施策の統廃合も飛躍的に進むと思われます。今後とも、行政改革の推進を大きく望みます。
建設部への質問で、企画総務部への質問みたいになってしまいましたが、部長、ご答弁は結構です。
最後です。区画整理事業について。
産業立地ゾーン基本方針には、幾つかのオプションが書かれております。一番簡易的なものでこちらの冊子になります。商業、業務、サービスの事業規模によっては、工業用水などの必要性が考えられることもあるのではないでしょうか。草加市の柿木町から中川に水道橋をかけ、大規模メーカーなどの誘致も選択肢として考えられる大きな夢を持つ必要もあるのではないでしょうか。
三郷吉川線沿線地区は白地の部分が約50ヘクタール弱あります。インター南部地区のように需要を踏まえ、南部南地区の拡大が行われておりますが、同様に彦糸地区の白地全てが段階を追って区画整理されると多くの地権者は思っておられると聞き及んでおります。
誤解を招かないように、今後の対策、今回、この冊子に書いてあります23.2ヘクタールではなくて、白地全て、約50ヘクタールについての今後の方向性もこの場を借りて市民の皆様にご説明いただければと思います。
以上です。
○議長(中野照夫議員) 菊名裕議員の2問目に対する答弁を求めます。
島村徹環境安全部長。
〔島村 徹環境安全部長 登壇〕
◎環境安全部長(島村徹) 再度のご質問にお答えいたします。
初めに、全ての避難所施設に給水栓がつくのはいつになるのかというご質問でございますが、避難所の各管理者の考え方、あるいは物理的な条件等もございますので、一概にいつまでにということを申し上げることができませんが、関係者と協議を行いながら、計画的に設置をしてまいりたいと思います。
それから2点目、戸ヶ崎地区のバスの件でございますが、地域公共交通網形成計画につきましては、公共交通の安定的な維持、持続を図り、まちづくりとの連携による活性化、発展を目指すものとなってございます。
このため基本的な考え方として、通勤、通学、通院など、市民の日常生活における移動手段の確保を図ることとなっておりますが、戸ヶ崎地区につきましては、かつての路線バス廃止の経緯等から、必ずしも日常生活の移動手段としての利用要望が高いとは言いがたいところもございますので、今後の状況によっては当然見直しが必要となる場合もございますが、今回の計画では路線バスの新設等については触れてございません。
しかしながら、まちづくりや産業振興、さらには市民の移動手段の一層の利便性向上の観点から、どのような移動手段が最適なのか、戸ヶ崎地区を含め、市全体の中で今後も引き続き協議会の中で検討してまいりたいと存じます。
以上です。
○議長(中野照夫議員) 豊賀克夫まちづくり推進部長。
〔豊賀克夫まちづくり推進部長 登壇〕
◎まちづくり推進部長(豊賀克夫) 再度の質問にお答えいたします。
土地区画整理予定地区周辺の調整区域のまちづくりにつきましては、今後の課題と認識しております。地権者の土地活用の機運や企業ニーズの動向に注視し、現在、事業化を進めております区画整理区域の進捗状況を踏まえながら、三郷市全体のまちづくりを検討する中で、広い視野を持って取り組んでまいります。
以上でございます。
○議長(中野照夫議員) 以上で菊名裕議員の質問を終わります。
以上で市政に対する一般質問を終わります。
暫時休憩いたします。