2019年9月議会一般質問議会-加藤英泉

1読書問題
1.新たな中央図書館の設置について
2人口問題
1.少子化対策について
3まちづくり問題
1.三郷駅南口周辺の再開発について
4環境問題 
1.エサやり防止条例の制定について

◆17番(加藤英泉議員) 通告に従いまして順次質問をさせていただきます。
1、読書問題。三郷市の図書館の蔵書数は、三郷市立図書館が約5万2,000冊、早稲田図書館が約13万9,000冊、北部図書館が約21万1,000冊、東和東地区文化センター、彦成地区文化センター、高州地区文化センターはそれぞれ3万冊前後となっております。中央図書館というべき市立図書館の蔵書数が圧倒的に少ない。
そこで、1、新たな中央図書館の設置について。
「日本一の読書のまち」を標榜している割には書籍の数が少ないと言われます。以前にも同様の質問をしましたが、三郷市はそれぞれ1.5キロメートル離れたところに図書館と地区文化センターが配置され、不便は感じないというような答弁をされておりましたが、それ以前に問題ありきで、市立図書館にしても蔵書数が少ないところに新しいものが少なく、魅力を感じない。わざわざバスで行ったのに用が足りないと訴えてこられるかたがたの声や、お叱りを受けます。図書は、教育、文化、教養のもととなるものであり、三郷市に引っ越してきて感じることは、本屋がないことと緑がないことだと不思議がられます。
市内の本格的な書店というと、イトーヨーカドーの中にある店舗ぐらいで、ここはバス便も少なく、学生や高齢者など交通弱者にとっては遠く不便であります。視察や旅行先では、あえて図書館を探し、訪問したりいたしますが、駅近くに設けている自治体も多く、サラリーマンにとっては買うよりも借りやすく返しやすいメリットが優先されます。中には、駅前の百貨店が撤退した後に6フロアを市立図書館として借り上げている自治体もあります。
三郷市においては、三郷中央駅周辺のまちづくりも決して成功しているとは言えませんが、幸い三郷中央駅には広い駅前広場とバスターミナルがありますので、この土地を利用して複合ビルを建築し、1階はバスターミナル、タクシープールなどは今までどおりとし、上層階に図書館をはじめ飲食店、生活用品の店舗等を入居させ、八潮市のフレスポを超える生活に便利なまちとしてイメージアップを図ってもよいのではないでしょうか。
図書館は本ばかりでなく、映像を含め、ネットの利用等、児童から高齢者まで幅広い層に対応した最新のさまざまな設備や施設は今どき当たり前に備える必要があります。また、まちの成熟とともに教育、教養、文化も高揚に向かいますので、ふえ続ける中央地区をはじめとするさまざまな需要や要望に対する不満は近い将来、批判という形で間違いなく行政に向かいますので、縦割を排した部署横断的なプロジェクトチームを編成し、「日本一の読書のまち」にふさわしい日本一の図書館とまちづくりを目指し、第5次総合計画に盛り込み、それも時間をかけずに早期の実現を望みます。
2、人口問題。安倍総理大臣は少子高齢化を国難と位置づけ、社会の構造的な問題と捉え、少子化の見直しは急務であり、保育所の増設や長時間労働の是正など、新しい時代に合ったシステムの構築を必要としております。そして、10月から幼児教育・保育無償化が実施されますが、より実効性の高い少子化対策が求められております。
そこで、1、少子化対策について。
15歳から49歳の女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率については、人口を維持する水準は2.07とされておりますが、平成30年度は1.42で、ちなみに埼玉県は1.34、三郷市は1.37でした。政府目標の令和7年度末までに出生率1.8という目標達成は、厳しさを増しております。希望出生率1.8の実現には、年齢に関係なく希望する人が結婚や出産しやすい環境に働き方を変えていき、新卒一括採用ばかりに頼らず、出産・育児後もキャリアに再チャレンジできる労働市場改革に官民挙げて取り組む必要があると言われております。そして、男女ともに出産や子育ての時期は業務や労働時間を絞り、落ち着けばフルタイムに戻るといった柔軟な働き方が必要と言われております。
出生率低下の原因は、若者の未婚率が高どまりし、未婚・晩婚の多さに改善が見られないことで、また若い世代の人口が減っているため、生まれてくる子どもの人数はおのずと減り続ける見込みと言われております。出生率低下の背景には、出産適齢期である若い世代が時間や金銭面で一定程度の余力を持てるかどうかが重要で、出生率を上げるには若い世代の将来不安の解消、足元の課題解決には保育所整備などの政策も必要で、また将来を見据え、若者が子どもだけでなく、自分自身の老後の問題も含め、安心した将来設計ができる対策が求められております。少子化の背景には、教育費などを十分に確保できないなど、経済的な理由により、子どもに十分な教育を受けさせられないことを懸念して、2人目、3人目をあきらめる子育て世代も多いと言われ、第2子以降の出産をためらう「2人目の壁」があるとされております。
このように、若い世代の中には経済基盤が安定せず、結婚や出産に踏み切れない人も多い。結婚したい、子どもを持ちたいと希望する若者は多いのに、阻む壁が多い中、男女とも若いうちに結婚、出産できるようにし、男性も含めた若い世代が第2子以降も働きながら安心して産み育てられるような現状を直視した施策なり環境を整備する必要があります。また、少子化対策に特効薬はないと言われており、結婚支援や大学無償化、出産や育児がハンディにならない働き方の構築など、さまざまな取り組みが必要です。その働き方では共働きを目指す若い世代は多く、妻に専業主婦を望む未婚男性は1割にまで減り、平成30年の共働き世帯の数は専業主婦世帯の2倍以上、1,200万世帯を超えました。10月から幼児教育・保育の無償化が始まりますが、3歳から幼児教育・保育がただになると言われても、ゼロ歳から2歳で預け先が見つからなければ、共働きどころではありません。三郷市の4月1日現在の待機児童数は、県下2番目の114人でしたが、8月末日現在、三郷市の待機児童数は減っているのかどうなのかお尋ねをします。
県は、保育所の増設や子どもの居場所づくりと並行して、産み育てやすい県を目指すとし、保育事業の動向を重視し、保育サービスの受け入れ枠拡大や保育人材の確保に努めるとしておりますが、保育士問題は深刻で、保育士の確保、保育士の争奪戦の例では、市内の保育施設に就職する保育士の家賃を月最大5万円を補助することや、保育士の奨学金の返済額の一部助成、中にはUSJの年間パス購入補助等々が行われております。保育士の有効求人倍率は3.64倍と、全体平均の2倍を超えており、保育所の29.4%が人手不足であり、8.5%が児童の受け入れを制限していると言われる中、都内の保育士の平均賃金は昨年実績で28万7,000円と全国平均よりも5万円以上高く、給料や住宅補助の手厚さを考えると東京にはかなわず、少子化なのに待機児童問題が深刻な状況を改善するには、東京への一極集中を変える必要があります。
また、子どもの面倒を見るのは保育士、高齢者の世話は介護福祉士ですが、現在の保育士不足も将来、子どもの数が減り、保育士が人余りになった場合、どうするのかという問題がありますが、福祉の国フィンランドには保育、介護、看護と幅広い仕事につける資格があります。これからの日本にも、よいヒントになるのではないかと思います。
子育て支援では、子どもがいる家庭は消費傾向が大きいものがあり、可処分所得をふやせば地域社会にお金が回ります。子育て、教育環境の整備として、第2子以降の子どもの児童手当の倍増等を考慮し、若い世代の経済基盤の安定を図ることが大事であると思います。三郷市においても、さまざまな施策、対策が行われている中、直近8月の出生数は77人ですが、松伏町では6月の出生数が2人、7月が7人と、手の打ちようがないということをなげくばかりであります。
三郷市繁栄のためには、20年先まで人口減少をさせない信念で、外注任せにしないで、しっかりした人口ビジョンを策定し、若者の結婚から出産、子育て、教育まで経済基盤安定のための補助、支援が結局のところ最大の少子化対策でありますので、ほかとのバランスの問題はありますが、待機児童の解消、保育の質の向上、保育士の市外流出防止のための待遇改善等、東京都や松戸市並みの対策を講じる必要があると思います。自治体間の競争の中で、市としての大英断に期待いたします。
3、まちづくり問題。三郷駅周辺、約2万人の台所で年間250万人の客動員のあるワオシティも、来年11月をもって契約が切れ、閉店となります。閉店は買い物に行く足を持たない高齢者だけでなく、周辺住民の食生活に多大な影響を及ぼします。次の計画については、地主の皆さんが鋭意努力されておりますが、まとまり切れてない部分もあります。ここは行政の出番だと思います。市への要望等もあると思いますので、その節はしかるべき積極的な対応をお願いしたいと思います。
それでは、本題に入ります。1、三郷駅南口周辺の再開発について。
少子高齢化社会を迎えた中でも、市や地域の発展のためには移住促進等による新住民や若い世代の人たちでの人口増による活性化、魅力化を図る必要があります。早稲田地区も土地区画整理事業の換地から37年以上を経過しましたが、この間、行政によるまちづくりは手つかずの状況できてしまい、商店の数も1つ減り、また1つ減りと、商店会はその機能を失いつつあります。
しかしながら、三郷駅南周辺では駐車場の跡地は住宅やマンションの建設が行われているものの、若干の人口減少局面に入りつつあります。この質問も今回で4回目となります。
三郷駅周辺については、第4次三郷市総合計画・後期計画の土地利用の将来都市構想の中で、地域拠点として近隣型の商業、業務機能の集積を図ることで、市民の生活利便性の向上や活性化を目指すとされていますが、計画が平成22年度から始まって以来、いまだ計画案が全く示されず、地元の機運が盛り上がれば協力にやぶさかではないと、前回の平成29年3月議会、12月議会でも過去同様の答弁の繰り返しとなっております。協力にやぶさかではないと、公僕と思えないようなことを言っておりますが、開発や再開発では市が発案なり提案なりをし、主導しなければまとまらず、これから地元との協議に入り、やるやらないの結論を見い出していくものであると思います。
そんな中、北部地区においては都市計画までも変更して利便性を生かした流通拠点として土地利用の誘導を図る方針のもと、組合施行と言いながらも説明会には組合のかたが1人も来ず、まちづくり推進部の職員だけで行われ、大中小の流通系施設、規模からいって、またかと思えるいつもの倉庫群で計画が進んでおり、既に施行業者も決まっているようですが、いずれにしましてもいけいけどんどんという感じで物事が進められております。一体この差は何なのか。
第5次三郷市総合計画では、南部地区をはじめ市街化調整区域の開発が計画されておりますが、私は経世済民という行政の立場から、人が生活を営んでいる既成市街地の再生を調整区域の開発に優先して行うことが大事だと言っております。
そこで市長に伺います。三郷駅周辺の再開発を第5次総合計画に載せていただけるのかどうか、もう4回目の質問ですので、イエスかノーだけで結構です。お答えいただきたいと思います。
4、環境問題。1、エサやり防止条例の制定について。
テレビ番組で、駅前広場でのハトやカラス、野良犬、野良猫への給餌等、動物へのえさやりが報道されておりましたが、えさやりをやめさせるための防止策や規定等もないために、堂々と悪びれる様子もなく、それも当たり前のようにえさをまき、去っていく姿がありました。三郷市においても、テレビのような大量のえさの量ではありませんが、同様の光景が三郷駅南の公園において野生化したハトへのえさやりの姿があります。
動物へのえさやりには賛否両論があるようですが、滑り台をはじめ公園内の遊具やベンチはハトやスズメ、カラスなどで、また砂場も犬猫のふん尿で汚染され、ノミの発生もあり、子どもの遊び場や住民の休憩場所には不適であり、環境の悪化ばかりでなく、同様な事例でぜんそくなどの病気の発症も指摘されております。また、ハトは駅の構内周辺の集合住宅のベランダの空調機等に巣づくりし、ふん害のクレームも寄せられております。
このたび、当公園に地域念願の防犯カメラの設置をしていただきました。監視は有効で大変ありがたいことでありますけれども、えさやり防止の注意喚起の看板等があったとしても、このような注意や他人を無視した行動に対し、注意をしたくても承知の上でやっていることでもあり、トラブルになりかねず、罰則規定を設けなければやめない事例がほかでも散見されます。罰則規定を設けるには条例等の制定が必要であると思います。えさやり防止条例を制定している自治体は、京都市が京都市動物との共生に向けたマナー等に関する条例を制定し、野良猫、野良犬への給餌を対象として罰則規定も設けられております。三郷市においてもハトやカラス、野良猫、野良犬への給餌を対象とした条例の制定は、動物保護の観点からも必要と考えますので、提案をさせていただきます。
以上で質問を終わります。
○議長(菊名裕議員) 加藤英泉議員の質問に対する答弁を求めます。
有田るみ子教育長。
〔有田るみ子教育長 登壇〕
◎教育長(有田るみ子) 私からは、1、読書問題。1、新たな中央図書館の設置につきましてお答えいたします。
本市が「日本一の読書のまち」を宣言してから6年が経過し、その間、電子図書館の導入や「みる・よむ・きくバリアフリーコーナー」を設置するなど、先進的な取り組みとともに、身近な読書の場としてふれあい文庫を設置し、読書環境の整備にも努めております。
人は、新たな本との出会いにより、心豊かに暮らしていくきっかけにもなります。そこで、新刊書の購入に関しましては限られた予算の中で図書館司書が選書を行い、定期的に古い本との入れかえをすることで、魅力的な図書資料の収集に努めております。
さらに、市で所蔵する全ての本は、ネットワークシステムにより市内の3図書館と4図書室と、どこでも受け取りや返却が可能となっており、蔵書の有効活用を図っております。
議員ご提案の中央図書館の設置についてでございますが、本市ではことし8月に三郷中央におどりプラザがオープンし、新しい地域の交流拠点施設として注目されております。「日本一の読書のまち」ならではの施設として、通勤途中等に利用することができる予約図書受取カウンターを開設しております。
現在、市内では図書館で借りたい本を自宅で予約できる三郷市図書館ウェブ予約システムの利用が大きく伸びており、予約全体の約7割を超える状況でもありますので、この予約図書受取カウンターの開設は市民ニーズに応じたものであり、図書館サービスの充実と利用促進を図る上で非常に有効であると認識しております。
今後は、中央に開設した予約図書受取カウンターの機能と利便性を市民に積極的にアピールし、新たな読書サービスの拠点として充実を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(菊名裕議員) 木津雅晟市長。
〔木津雅晟市長 登壇〕
◎市長(木津雅晟) 加藤議員のご質問にお答えいたします。
2、人口問題の1、少子化対策についての総論をお答えし、詳細につきましては担当部長をして答弁いたさせます。
全国的には人口減少と少子高齢化が進展し、その対策が課題となる中、本市では若い世代を中心とした転入により人口増加とともに、就学前児童数の増加も続いております。
しかしながら、将来的な少子高齢化の進展は大きな課題であり、現在、三郷市版人口ビジョンの作成により、長期的な人口動態の分析を行った上で、第5次三郷市総合計画及び本市の将来的な人口問題に向けた対策のため、次期三郷市版総合戦略を策定しているところでございます。
これらの計画に基づいて、本市が子どもと子育てを地域で支え、市民に住み続けたいと思われるようなまちになることを目指し、引き続き妊娠期から子育て期にわたる支援を行い、子育て環境を充実させることが少子化対策につながっていくものと考えております。
次に、3、まちづくり問題の1、三郷駅南口周辺の再開発についてお答えいたします。
三郷駅周辺は第4次三郷市総合計画及び都市計画マスタープランにおいて産業や業務機能の集積を図り、住民の生活の利便性を向上させる地域拠点として位置づけられております。昭和48年のJR武蔵野線の開通を機に、市内で最初となる土地区画整理事業による基盤整備が行われ、玄関口として発展を続けてまいりました。近年では、公共インフラの老朽化が進むなど、現在の地域情勢に合わせたリニューアルの必要性を認識しているところでございます。これまで、市では北口駅前広場の改修や公衆用トイレの整備、南口駅前広場公衆用トイレの改修、バス路線再編に伴う駅前広場を結ぶ市道の改良、三郷駅周辺の渋滞対策として早稲田中央通りの道路改良、江戸川土手堤防上の休憩施設の整備などを実施し、地域の利便性の向上に取り組んでまいりました。
また、三郷サマーフェスティバル花火大会や三郷イルミネーションなど、商工会、地域商店会などの地域の皆様のご協力のもと、にぎわいの創出に取り組んでいるところでございます。
私は、かねてから申し上げておりますが、再開発によるまちづくりを進めるためには地域の皆様のまちづくりへの意欲向上と関係者の結束が重要であると考えております。市といたしましては、今後も地域の声に耳を傾け、関係者の動向を注視するとともに、既成市街地のリニューアルは行政と地権者の役割分担が必要となることから、さまざまな整備手法について見識を深めてまいります。
さらに、今年度から着手している第5次三郷総合計画の策定や三郷都市マスタープランの見直しにおいて、市全体のまちづくりを計画する中で三郷駅周辺の将来像やまちづくりの方向性についても検討してまいります。
○議長(菊名裕議員) 妹尾安浩子ども未来部長。
〔妹尾安浩子ども未来部長 登壇〕
◎子ども未来部長(妹尾安浩) 加藤議員のご質問にお答えいたします。
2、人口問題の1、少子化対策の詳細についてでございますが、少子化対策にかかわる市の事業といたしましては、平成30年4月開設の子育て支援ステーションほほえみでは、地域の子育て支援事業の利用に関する情報提供や子育ての相談、保育コンシェルジュによる保育施設等の利用相談、保健師、助産師による妊婦面談や支援プランの作成、妊産婦及び乳児等の母子保健に関する相談業務など、妊娠期から子育て期にわたる支援を行っております。
また、子育て支援拠点事業ではつどいの広場や子育て支援センターにおいて親同士の交流や子育てについての相談や情報提供し、子育ての不安感を緩和する支援を行っております。
次に、子育て家庭への支援では近隣他市に先駆け、中学校修了前までの児童に対してこども医療費の支給を開始したほか、児童手当やひとり親世帯に対しては児童扶養手当の支給を行っております。本市では近年、中央地区を中心とした子育て世代の転入人口の増加や、共働き家庭の増加により就学前児童を持つ子育て世帯の支援ニーズは保育所等への入所希望が著しく増加し、待機児童が発生しております。ことし4月1日現在の待機児童数は議員ご案内のとおりでございますが、5月以降も申し込みがふえていること、年度途中のあき枠が転出等の場合に限られるため、人数につきましては減少には至っておりません。この待機児童解消の取り組みといたしましては、平成30年度では定員増加につながる施設整備として3つの保育施設の新築、増築を支援いたしました。また、今年度につきましては利用定員数が合計で480名増となる5つの民間認可保育園の新規開園、開設に向けた施設整備を進めております。
一方、保育所等の運営においては保育士人材確保が重要な課題となっておりますが、そのため認可保育所等運営支援として幾つかの規定や条件はございますが、近隣に先駆けて保育士への3万円の給与改善費の支給をしたり、また宿舎借り上げ支援事業として8万2,000円の支給をし、保育士の処遇改善を図っております。また、今年度からの新しい補助制度で新卒の保育士に就職準備金を支給する埼玉県新卒保育士支援事業を活用し、さらなる処遇改善を図っているところでございます。これらにより待機児童の解消と保育所等への入所希望に応えてまいりたいと思います。
今後は、策定中のみさとこどもにこにこプランに基づく各種の子育てにかかわる事業を推進し、本市に住み続けたい、本市でもう一人子どもを持ちたいと思われるような少子化対策につながる子育て環境の充実に努めてまいります。
以上でございます。
○議長(菊名裕議員) 秋本寛司環境安全部長。
〔秋本寛司環境安全部長 登壇〕
◎環境安全部長(秋本寛司) 私からは、4、環境問題の1、エサやり防止条例の制定につきましてお答えいたします。
野生動物は、天敵の数やえさの量などにより、その地域における生息数がコントロールされておりますが、えさやりを行うことにより今まで散らばっていた動物が集まるようになり、またパンやスナック菓子など栄養価の高い食物を大量に摂取することで、その数がふえるなど生態系のバランスを崩すようなことにつながりますことから、市では野生動物へのえさやりは行わないよう啓発を進めているところでございます。ハトなどの鳥や飼い主のいない猫などへのえさやりにつきましては、集まってくる動物のふんや羽根、また鳴き声などにより近隣住民とのトラブルにもなるケースがございます。
市では、平成30年度、野生動物へのえさやりに関する苦情を20件いただいており、公園などの管理者と連携して管理区域におけるえさやりを禁止するプレート看板の設置や、えさやりを行っているかたへ注意喚起を行うなど対処をしているところでございます。
迷惑行為につながる動物へのえさやりは、全国の多くの自治体共通の課題であり、京都市や荒川区など条例により制限を設けている自治体もございますことから、その効果などにつきまして調査研究してまいりたいと存じます。
また、適切な野生動物との接し方などにつきましては、鳥獣への影響、生態系への影響、人への影響などの観点から、さらなる周知啓発などに取り組んでまいりたいと存じます。
以上でございます。
○議長(菊名裕議員) 加藤英泉議員。
◆17番(加藤英泉議員) それぞれご答弁ありがとうございました。
大変失礼なことを申し上げたかもわかりませんけれども、日ごろのことでありますので、ご勘弁いただきたいと思います。
まず、読書問題なんですけれども、教育長にいろいろご説明いただきましてありがとうございます。そういう中、今高齢化が進んでいますので、図書館といえども、今高齢者が図書館に押しかけているんですけれども、その中で映像を見たりとか、あるいはちょっと前までは病院でお年寄りが懇談されていたということですけれども、ぜひとも図書館でそういうような雰囲気をつくってあげたらいいんじゃないかというふうに思います。
そういうことで、今図書館にはパソコンもありとか、映像もあり、歓談もできる、新聞も読めるとか、あと勉強もできると、そういう場所を私はつくってあげてほしいなということで質問をさせていただきました。
2番目の人口問題、少子化対策です。こちらのほう、三郷市としてもいろいろやられていることは承知をしております。また、大変なことだなというふうには思います。そういう中、幼児の教育・保育の無償化ということで、来年は一挙に勤め出す人がふえるんじゃないかと思います。ぜひとも、そういう対応にも待機児童とか出さないように、しっかりと市で支えてあげていただきたいなというふうに思います。
それから、まちづくりについてはちょっと市長、意欲向上ということをおっしゃられていますけれども、私はそこがちょっと私と考えが違うところで、やはり市が率先してやってほしいなというふうに思います。やはり鳥の目で見ていただいて、ここがいい、ここが悪いとかわかるわけでしょうから、ひとつぜひとも広い目で見ていただいて、取りこぼしのないように、特に今までずっと先行して税金を納めてきている人がたくさんいらっしゃるわけですから、ぜひともその辺もわかっていただきたいというふうに思います。
あと、環境については、なかなか条例は難しいところもあるでしょうけれども、京都あたりでやっていることが、えさやってもいいとかというのは動物にチップを埋め込んで、もう去勢をしてある動物だとか、そういうものに対してはいいですよというようなことが載っていましたけれども、ぜひとも三郷市においても犬猫はそうなんでしょうけれども、ハトの問題は駅周辺がものすごいんですよ。そんなんで、ぜひともこれをやめさせる方法を考えていただきたいというふうに思います。なかなか我々が行って、だめなんですよと言っても、言うことをなかなかきいてくれません。けんかになったり、刺されたりしたら困りますので、ぜひともやはり市のほうで小まめに足を運んでいただいて、やめさせてもらうような方法をつくっていただければと思います。
以上で、ちょっとやさしい質問でしたけれども、よろしくお願いします。ありがとうございました。
○議長(菊名裕議員) 以上で加藤英泉議員の質問を終わります。
以上で市政に対する一般質問を終わります。

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