1交通問題
1.三郷駅南口周辺地域の交通環境改善に
ついて
2.三郷駅周辺道路の安全対策について
ア.ゾーン30の指定拡充について
イ.三郷駅北口脇の横断歩道にミラーの設置を
2環境問題
1.三郷駅、三郷中央駅のテント支柱等の除草について
2.公園ベンチ等の保守管理について
3広報問題
1.広報みさとの全戸配布について
ア.シルバー人材センターなどへの配布委託について
4責任問題
1.希望の郷交流センター長期修繕の責任問題について
5教育問題
1.幼児教室「風の子園」について
ア.役割が終わったということについて
イ.長期修繕計画について
ウ.長寿命化計画について
エ.風の子園の跡地利用について
△加藤英泉議員
○議長(鈴木深太郎議員) 通告第15、15番、加藤英泉議員。
〔15番 加藤英泉議員 登壇〕
◆15番(加藤英泉議員) おはようございます。通告に従い一般質問をさせていただきます。
今回は市民からの声を中心に取り上げさせていただきました。
1、交通問題。
三郷市では、7月に1人、8月に3人と、交通死亡事故が多発しているとして、埼玉県は、9月12日から11月12日までの3か月間、三郷市を交通事故防止特別対策地域に指定し、三郷市はこの指定を受けて、交通事故防止特別対策本部を設置し、集中的な交通安全対策に取り組むことになりました。一番大事なものは命です。事故防止に一致協力していく必要があると思います。
それでは、質問に入ります。
1、三郷駅南口周辺地域の交通環境改善について。
スーパーカスミを核テナントとしたワオシティの閉鎖と前後して、三郷駅南口ロータリーの改修計画の話がありました。当時の副市長もお見えになり、早稲田地区区画整理事業の換地処分後40年が経過し、時代にそぐわなくなってきているので、新たな発想で変えていく必要がある、そのための調査費用を次年度に予算化するというものでした。
そして2年がたち、新商業施設は「ブランデ」としてオープンいたしましたが、それまでに事業者、地権者、町会や地元商店会などと数度にわたり話し合いが持たれましたが、それが全く話題にもならず、何も変わっておりません。地域の発展、にぎわいの創出には、まちの顔となるにぎやかな沿道の形成が必要と考えます。三郷駅南口周辺地域の交通環境の改善に向けた対策と進捗状況等についてお伺いいたします。
次に、2、三郷駅周辺道路の安全対策について。
三郷流山橋開通後も相変わらず流山橋利用者は多く、駅前大橋から駅北口交差点に続く中央通りの朝夕の渋滞は、バス利用者をもいらつかせており、渋滞の中央通りを避けて脇道に入ってくる車も多く、ゾーン30の指定があるにもかかわらず、小学校の校門前をスピードを上げて通過していきます。そして、6月に商業施設の「ブランデ」がオープンし、さらなる安全の確保の必要性を感じているところであります。
そこで、アとして、ゾーン30指定拡充について。
駅周辺は一方通行も多く、また、歩行者だけでなく、買物や通勤・通学で自転車に乗っている人が多く、安全対策を急ぎ講じる必要があると思います。
安全対策としては、三郷駅北口草加流山線交差点から、南側大場川に至る三郷一・二・三丁目までの全域をゾーン30に拡充指定し、路面表示や標識の設置をさらに増やして安全の確保を図っていただくことを要望いたします。
次に、イ、三郷駅北口脇の横断歩道にミラーの設置を。
三郷駅北口前の歩道は信号もなく、歩行者も自転車も一時停止することなく渡る御仁が多く、また、南からの車が停止線で止まると、歩行者などが高架橋の陰になり見えず、歩行者からも車が見えず、大変危険であります。
私は北口の歩道が整備されたときから4、5回にわたり、歩行者を守るためにミラーの設置を要望してまいりましたが、実現に至っておりません。歩道が整備されてから、2年間は工事の補償期間があるので待ってほしいという返答が一度ありましたが、それ以後は、調査・研究してみますだけで、それ以外は進捗がありません。
カーブミラー設置による安全性や有効性は、市内に1,845基設置されていることで証明されており、死亡事故が発生してからでは遅いと思います。早急に設置していただくことを改めて要望いたします。
2、環境問題、1、三郷駅、三郷中央駅のテント支柱等の除草について。
環境美化はまちづくりの第一歩であります。三郷駅と三郷中央駅を出て歩道を歩くと、テントの支柱やガードレールの支柱に雑草が生えている光景がしばらくの間ありましたが、刈り取られてみれば晴れやかになります。
駅前のごみ清掃はシルバー人材センターのかたが行っているので、聞けば、除草は依頼されていないので行わないとのこと。また、駅前広場の除草や樹木の剪定を行っている造園業のかたに聞いても、仕事の範囲ではないとの答えであります。
安心・安全で、さらに住みよいまちを目指し、「ふるさと三郷 みんながほほえむまちづくり」を三郷市はキャッチフレーズにしていますが、人にも企業にも選ばれる魅力的なまち、住みたいまちでいられるよう、常に環境美化に努めてもらいたいと要望させていただきます。
2、公園ベンチ等の保守管理について。
「広報みさと」8月号で、「公園に行こう」と早稲田公園が紹介されております。新たな遊具を設置されてきている公園は増えつつあり、喜ばしいことですが、公園はこどもやお年寄りの利用が多い場所ですので、安心・安全な環境が求められます。果たしてそんな環境を保っているのかどうなのか。
前にも指摘させていただきましたが、置いてあるベンチの座席は相変わらずささくれだっており、張り替えやペンキを塗ったり手入れをしたような様子もなく、こどもが半ズボンやスカートで座れば傷ついてしまう状況であります。
また、ほかの公園では、座席部分の3枚あるべき座席の板が1枚外れていて、2枚しかないベンチがあったりしまして、巡回点検しているのか、仕事の在り方が疑われてしまいますので、しっかり維持管理に努めてもらいたいと思います。これも要望とさせていただきます。
次に、3、広報問題、1、広報みさとの全戸配布について。
「広報みさと」にはタイムリーな記事や過去の出来事、これからの情報などが掲載されており、市民にとっては重要な情報源になるはずで、誰でも知ってほしい市民共用の情報紙の一部ですが、残念ながら全市民には行き渡っておりません。
「広報みさと」は、町会に加入している家庭には町会を通じて配布されますが、町会に未加入のかたは、駅や市役所、市の出先機関、農業協同組合ぐらいでしか手に入りません。そのため、町会の加入率程度しか市民に行き渡っていないのではないか。
また、配布されても読まない人も多いことは確かですが、子育てに必要な情報や補助金が支給される政策など、知って得する役立つ情報があり、これらを市民に広く知ってもらうことを徹底させる必要があるのではないか。そのためにも、「広報みさと」の全戸配布を考えるべきと思います。
そこで、アとして、シルバー人材センターなどへの配布委託について。
「広報みさと」は、現在、毎月15日に町会に持ち込まれます。それを町会では担当のかたなどが仕分して、各班長に渡し、ふだんは遅くとも4、5日以内に各家庭に配布されます。
しかしながら、町会によっては、月末近くに毎月の会議を開催し、そのときに広報を各班に渡しているところもあり、2週間のブランクがありますので、広報に載っている行事などが終わってしまっているということがあります。市民が等しく情報を共有できる、これらの課題・問題を解決するためには、市内6万8,000余りの世帯にむらなく配布できる体制を構築する必要があると思います。
一例として、1,100人余りの会員が登録されていますシルバー人材センターへ配布を委託したらどうかと思いますが、お考えを伺います。
4、責任問題、1、希望の郷交流センター長期修繕の責任問題について。
総額12億円をかけ、2023年2月13日にオープンした希望の郷交流センターも、竣工後1年半を経過いたしました。現在は何事もなく稼働しているものと思いますが、オープン後、間もなく、女性用の温浴施設で水漏れが発生し、修理完了かと思いきや、再度、同じ症状で女性用の温浴施設は半年間使用できませんでした。
この問題に関して、責任を問う声が寄せられております。まず、オープン後、半年間も使用できなかったこと、男子用を1日置きに使用できたらよいではないかという、職員からの事態を直視しない不真面目な言葉も聞こえてきておりました。16か月間の工事を終え、オープン後6か月間のブランクは計り知れない損失であります。
この工事は、三郷市でよくある分離発注で、特に設計監理というように、設計者の思いが建物全般に伝わるよう、設計者が工事の監理も行うことが通常ですが、今回は設計とは別に3,000万円の予算で監理人を置きました。
この監理人も設計の資格があるにせよ、図面を書かない者が細部まで見切れるのか甚だ疑問で、事実、水漏れを起こした隠蔽部分の最初の工事に本当に立ち会っていたのか。それを市は検証したのかどうか、まずお答えください。
一般社会では、このような不祥事と思える一件は、通常でしたら、有無も言わせず損害賠償が当たり前で、工事に関わった業者は、通常、連帯責任の問題もあり、当然に当分の間は入札をご遠慮願うのが普通ですが、三郷市は再度、次の工事を契約しております。
責任を問う声がありますように、市側も業者側もどこに問題があったのか、責任を明らかにし、ペナルティーを科して、また公表すべきであり、それがなければ、市側と業者の癒着と取られても返す言葉がないのではないか。また、もっと奥深い問題が潜んでいるのではと疑われても仕方ないと思います。どのように考えておられるのか伺います。
5、教育問題、1、幼児教室「風の子園」について。
アとして、役割が終わったということについて、市長も部長も風の子園の役割は終わったという答弁を繰り返しておられました。世間に出ても恥ずかしくない、多様性に富んだ立派なこどもたちの今後の新たな行き場所、あるいは受入先をどのように考えておられるのか。
保護者の皆さんと幾度となく話合いをされていると思いますが、部長はそこに何度出席し、その際、保護者の皆さんの希望や要望などを直接ヒアリングをされたのかどうなのか。また、どのような希望、要望を承ったのか伺います。
どこのこどもも一人ひとりが個性を持っていて大事にされている世の中ですが、父兄の中には、市の対応はこどもをただの数としか考えていないのではないかと疑問を呈するかたもおられます。風の子園をどのような存在と認識しておられるのか。また、差別を感じてしまうとのことですが、そのこどもたちの存在をどのように考えておられるのか伺います。
次に、イとして、長期修繕計画について。
長年にわたる運営実績のある風の子園の施設については、公設とはいえ、市のほかの施設のように、なぜ長期修繕計画がないのか。風の子園は、毎年収入の範囲で修繕等を行ってきておりますが、突発的な修理とかの問題が起きて、市に頼んでも、市の回答は、予算がないから対応できないという、歴代役職者と同じ回答が何年も続いております。
今年の猛暑の中、エアコンが故障しても対応してもらえず、こどもの預かり時間を、14時が定時ですが、空調で守られているかたには分からないことと思いますが、とんでもない猛暑の中ですので、こどもたちの健康を考え、時間を短縮して、12時までの運営とした期間もありました。
公設民営といいますが、公の役割をしっかり果たしているとは言い難く、閉園まで完璧な施設として、こどもたちの安心・安全、健康を維持できる施設に、併せて、風の子園で働く人たちの労働環境を普通でいいですから、ほかの施設並みに整備していただくことを要望いたします。
公設民営とは言いながら、運営については口を出し、その割には公設としての施設整備は不完全ですので、ほかの同様な施設並みに最後まで施設整備をしていただきたいと思います。それが市の役目でありますし、市の職員としての仕事でもあると思います。
ウ、長寿命化計画について。
文化会館のように、東日本大震災で傷んだ天井の修理を、当時、緊急で行っておりましたが、このたび年明け2月から1億8,000万円をかけて、再度天井の修理を行うということですが、これは市の施設の長寿命化計画の一環として解釈しておりますが、風の子園はなぜ行ってこなかったのか。肝腎なことなので、正確にお答えください。
エ、風の子園の跡地利用についてお伺いいたします。
風の子園の移転先として提案させていただきました瑞木小学校西側の市有地の元消防署用地は、雑草の繁茂がひどいので、参考までにお聞きしますが、雑草の刈取りに年間幾ら費やしているのか。風の子園がなくなったら同様の状況になるのか。環境上、安全上、危惧されるところであります。
風の子園の現スタッフには、今年入園のこどもたちを、令和9年3月に無事に風の子園を卒園させてあげることを願う温かい気持ちがあります。跡地利用計画がなければ、修繕などの手当てをし、継続して使用してもらうことが三郷市の温かい包容力だと思いますが、お答えをいただきたいと思います。
令和5年度は、一般会計と特別会計を合わせた歳入が911億円余りあります。切り詰めたのか、やり残したのか分かりませんが、59億円繰り越した状況にあります。歳入の911億円は、職員も900数名おられると思いますが、1人当たり1億円という市民の負託をいただいておりますので、仕事に精進していただきたいと要望させていただきます。
以上で質問を終わります。
○議長(鈴木深太郎議員) 加藤英泉議員の質問に対する答弁を求めます。
小暮勲市民生活部長。
〔小暮 勲市民生活部長 登壇〕
◎市民生活部長(小暮勲) 加藤英泉議員の質問にお答えいたします。
私からは、1、交通問題、2、三郷駅周辺道路の安全対策について。
初めに、ア、ゾーン30の指定拡充についてでございますが、三郷駅の南側においては、平成30年に早稲田小学校を囲むようにして、東西を市道0108号線及び三郷松伏線、南北を武蔵野線及び大場川の範囲でゾーン30を設置しているところでございます。
議員ご指摘のとおり、三郷駅の南側に今年6月に商業施設がオープンし、さらに7月には約190戸を擁する共同住宅が居住を始めたところであり、今後、交通量の増加が見込まれております。
一方で、住宅街などにある幅員の狭い生活道路の法定速度を、時速30キロへと引き下げる改正道路交通法施行令が7月に閣議決定され、令和8年9月から施行される予定でございます。
議員ご提案の、現在のゾーン30を三郷一丁目から三丁目まで拡充して指定することにつきましては、道路交通法施行令改正の動向及び当該地域の交通状況を注視してまいります。
続きまして、イ、三郷駅北口脇の横断歩道にミラーの設置をにつきましては、議員ご指摘のとおり、多くの歩行者等が三郷駅前の横断歩道を通行してございます。
横断歩道周辺におきまして、これまでドライバーに対する横断者への注意喚起の看板設置や路面標示を行ってまいりました。
議員ご提案のカーブミラー設置につきましては、歩行者の交通安全の確保という観点から、設置する場所の選定や、カーブミラーを設置することによる安全性、有効性などを種々検討してまいります。
以上でございます。
○議長(鈴木深太郎議員) 城津守まちづくり推進部長。
〔城津 守まちづくり推進部長 登壇〕
◎まちづくり推進部長(城津守) 加藤議員のご質問に順次お答えいたします。
初めに、1、交通問題の1、三郷駅南口周辺地域の交通環境改善についてお答えいたします。
三郷駅周辺は、第5次三郷市総合計画におきまして、近隣型商業・業務機能の集積により、地域の生活機能の充実や利便性の向上など、地域の活性化の核となることを目指す地域拠点として、将来都市構造に位置づけをいたしました。
新たな商業施設のオープンや隣接するマンションの完成などにより、三郷駅南口周辺地域におきましては、環境の変化が見られることから、今年度、商業施設の北側に面する市道1649号線の交通環境改善を目的とした業務委託の実施を予定しております。
安全快適な移動空間の創出をテーマに、駅からのアクセス強化やバリアフリー化など、自動車中心の道路から歩行者中心の道路への転換を目指し、町会や地権者、地元商店等の皆様のご意見を伺いながら、整備内容の検討に取り組み、地域拠点である三郷駅南口周辺地区のさらなる発展とにぎわいの創出に努めてまいります。
次に、2、環境問題の2、公園ベンチ等の保守管理についてお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、公園内のベンチにつきましては、安心して安全にご利用いただけるよう維持していくことが、当然に求められる管理水準であるものと理解をしておりますが、残念ながら、私どもの力が及ばず、現状におきまして、望ましくない管理状態のベンチの存在を確認しております。
ベンチをはじめとする公園施設につきましては、日頃から実施しております職員のパトロールや、公園利用者からお伝えいただく情報を基に、職員が応急措置などの対応を図っているところではございますが、今後につきましては、全てのかたが安心して快適に公園をご利用いただけるよう、より一層の適切な維持管理に努めてまいります。
以上でございます。
○議長(鈴木深太郎議員) 相馬喜一建設部長。
〔相馬喜一建設部長 登壇〕
◎建設部長(相馬喜一) 私からは、2、環境問題、1、三郷駅、三郷中央駅のテント支柱等の除草についてお答えいたします。
市内全域の道路の除草につきましては、車両や歩行者などの円滑な通行の確保や、地域の良好な生活環境を保つため、年に2回から3回を基本として、主に江戸川、中川の兼用道路や、主要な幹線道路などのガードレール沿いや舗装と縁石の隙間などの除草を、業者への委託のほか、市職員が自ら対応するなど、随時実施しているところでございます。
路肩部分や中央分離帯などにおける雑草の繁茂対策といたしましては、コンクリートや舗装の施工、また、防草シートや、舗装と縁石の隙間に防草テープを貼るなどの対応によりまして、雑草が生えづらい対策を行っているところでございます。
ご質問の三郷駅や三郷中央駅の駅前ロータリー内において、歩道部分の雑草の繁茂状況につきまして、現地を確認しましたところ、議員ご指摘のとおり、バス停テントの支柱や、ガードレールの支柱の隙間から雑草が生えており、通行の妨げにはなっていないものの、市の顔として多くの人が集まる駅前広場において、景観が損なわれている状況でございました。
三郷駅や三郷中央駅などの駅前は、人々の交流を促進し、まちのにぎわいを向上させる重要な交流拠点となっておりますので、今後、道路パトロールなどにおいて、定期的に雑草の繁茂状況を確認するとともに、草刈りの頻度を増やすことや、雑草の繁茂を抑制する防草テープの施工などにつきましても検討してまいりたいと考えております。
引き続き、市民の皆様や駅をご利用される皆様が、安全で快適に通行できる道路環境を確保できるよう、適切な維持管理に努めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
○議長(鈴木深太郎議員) 日暮義一企画政策部長。
〔日暮義一企画政策部長 登壇〕
◎企画政策部長(日暮義一) 私からは、3、広報問題の1、広報みさとの全戸配布についてのア、シルバー人材センターなどへの配布委託についてお答えいたします。
「広報みさと」はタイムリーな情報発信、どの世代にとっても見やすく、読みやすいことを最優先に作成しております。市内各所で開催されるお祭りやイベントなどには、編集担当職員が自ら取材、撮影に出向き、市民の皆様のご協力もいただきながら記事を制作し、市民の皆様に親しまれる広報紙づくりを心がけております。
現在、「広報みさと」は町会、自治会のご協力による各世帯への配布、市内公共施設や駅、またご協力いただいている医療機関等への配架を通じて、市民の皆様のお手元にお届けしておりますが、町会等を通じた配布につきましては、近年、町会に加入されていないかたが増加し、一部世帯に配布されていないこと、また、町会の配布担当者の皆様の高齢化などもあり、大変なご負担をいただいていることを認識しております。
また、毎月15日の発行日に町会等にお届けした広報紙が、各世帯の皆様のお手元に届くまでに一定の日数がかかっている地域があることも考慮し、公平性の観点から、「広報みさと」に掲載する情報につきましては、申込み開始日や締切日等、発行日から10日以上の余裕があること、こちらを条件としております。
議員ご質問のシルバー人材センターなどへの委託による全戸配布については、去る6月議会において、西村議員からも同様のご質問をいただいておりますが、町会等への自治振興交付金や予算等、様々な課題もございますので、これらの課題の整理を進めるとともに、先進事例の情報収集をしてまいります。
以上でございます。
○議長(鈴木深太郎議員) 木津雅晟市長。
〔木津雅晟市長 登壇〕
◎市長(木津雅晟) 加藤議員のご質問にお答えいたします。
4、責任問題の1、希望の郷交流センター長期修繕の責任問題についての総論についてお答えし、他につきましては担当部長をして答弁いたさせます。
公共工事につきましては、工事の設計、施工、施工監理に至るまで、入札により受注したそれぞれの事業者が、その専門的見地から契約に基づき、責任を持って実施されるものと考えております。
令和5年2月に開館した希望の郷交流センターの新築工事について、開館後、間もなく、女子温浴室で漏水が発生し、原因究明及び修繕に約6か月間を要しましたが、原因は浴室のコンクリート埋設部分からの漏水でございました。温浴室が利用できなかった期間、利用者の方々にご不便をおかけしたこと、誠に遺憾でございます。
今後につきましては、市民の皆様の健康及び福祉の増進等が図られますよう、施設の適正な建設、改修及び管理に努めてまいります。
○議長(鈴木深太郎議員) 妹尾安浩財務部長。
〔妹尾安浩財務部長 登壇〕
◎財務部長(妹尾安浩) 私からは、4、責任問題、1、希望の郷交流センター長期修繕の責任問題についての詳細をお答えいたします。
建築工事においては、設計と工事監理等、分離発注しており、その結果、設計者と工事監理者が別の事業者となる場合があるものと認識しております。
工事監理の業務内容につきましては、工事と設計図書の照合や工事施工者間の調整、目視による立会い確認などになりますが、非常駐による監理体制の場合、契約上、監理者に全ての施工状況の立会い、確認までは要求していないところもございます。
加藤議員ご質問の希望の郷交流センターにおける工事では、施工時において監理者の立会いがされていない部分もございました。
施工業者へのペナルティ等につきましては、直接の原因者特定が困難であったことや、国における基準となっている中央公共工事契約制度運用連絡協議会の定めるものに準拠した本市の入札参加資格等の基準に照らし、躯体などに係る重大な欠陥につながるものとは言えないことから、該当しないものとされております。
なお、修補に要した費用については、工事施工者の負担となってございます。
公共工事は多くの人の協同作業によって進められるものでありますので、今回の事案を踏まえ、複数の業種が関連する工事においては、市を含めた関係者間での連絡をより密に行い、同様の事例が生じないよう再発防止に取り組んでまいります。
以上でございます。
○議長(鈴木深太郎議員) 梅澤十三男生涯学習部長。
〔梅澤十三男生涯学習部長 登壇〕
◎生涯学習部長(梅澤十三男) 私からは、5、教育問題の1、幼児教室「風の子園」について、順次お答えいたします。
初めに、ア、役割が終わったということについてでございますが、令和4年度及び令和5年度に市長が答弁いたしましたとおり、幼児教室「風の子園」につきましては、幼稚園不足や待機児童の課題は解消され、当初の設置目的は達成されたと考えております。
また、令和6年度に幼児教室「風の子園」と取り交わした覚書では、「土地及び建物の使用について、令和8年3月31日までとする」ことに両者の共通理解の下で合意しております。
卒園まで在園させたいと考える保護者がいることは存じておりますが、令和8年3月末で園舎の使用ができなくなることについては、風の子園から保護者へ説明がなされるべきものと考えております。
今後、新たな受入先の相談を希望されるかたに対しましては、関係部署と連携し、情報提供を行ってまいります。
続きまして、イ、長期修繕計画についてと、ウ、長寿命化計画については関連がありますので、一括してお答えいたします。
長寿命化計画は、長期的な使用が見込まれる施設に対して策定するものであり、それに基づく長期的な修繕計画につきましても同様でございます。施設の通常の維持管理のほか、修繕につきましては、優先度を勘案の上、本年度は園舎廊下の不具合箇所の修繕を実施しております。
なお、エアコンにつきましては、故障して使用できない状況であるとの報告は受けておりませんが、今後も風の子園と相談しながら適切に対応してまいります。
最後に、エ、風の子園の跡地利用についてでございますが、議員お尋ねの瑞木小学校西側の市有地の雑草除去費用は年間約70万円であり、風の子園の運営管理には、それを超える費用が必要でございます。
現在の園舎は、令和7年度に建物の耐用年数を迎え、また、当初の設置目的は達成されたことから、土地及び建物の使用については、幼児教室「風の子園」と覚書で合意している令和8年3月末が期限でございます。
なお、跡地の利用につきましては、使用終了後に検討してまいります。
以上でございます。
○議長(鈴木深太郎議員) 加藤英泉議員。
◆15番(加藤英泉議員) それぞれご答弁ありがとうございました。たくさんあるんですけれども、まず、風の子園のほうなんですけれども、課題は解消されたということですけれども、今、時代が変わってきていまして、待機児童ゼロということだったんですけれども、隠れ待機児童が120名おられるということなんですよね。そういう中で、また風の子園がなくなると、さらに待機児童が増えてくるのではないかというふうに思います。
風の子園、相変わらずご父兄のかたから人気があって、ほぼ満室の状態ということでございます。そういう中、前回にも言われたと思うんですけれども、市の税金が入っていて、吉川市のほうとかそちらのほうからこどもを預かってるのはおかしいではないかと、そういうご意見も出ていましたけれども、今、三郷市で補助金を出している認定こども園、あるいは保育所、こちらのほうでも三郷市以外からお子さんを預かっているところはたくさんございます。
一例を言いますと、三郷市の一番南の認定こども園を経営されているところは、自家用のバスを使って金町からこどもを連れてきているんです。その中のお子さんは、約半数が金町から来ているということも言われておりますので、ぜひその辺は税金の云々ということであればお調べいただきたいというふうに思います。
それから、今年大変暑かったんですけれども、今のご答弁の中で、エアコンが故障して使用できない状況であると報告は受けておりませんと言い切っておりますけれども、今年3月に風の子園から29項目、相談の中で書類をいただいているのではないでしょうか。エアコンがない、エアコンの効き目が悪いとか、そういうことを聞いていると思うんですよ。
先ほど、事業ではないけれども、こどもたちが裸足で遊ばせてもらっていますので、床の浮きだとか、床の割れ、壁の釘の飛び出しだとか、そういうことがざっと20項目ぐらい出ていますよ。その中に、エアコンの効き目が悪いと3月に出ているし、それから7月5日、生涯学習課の名前まで出ています。あえて伏せますけれども、誰誰様ということで、お世話になっていますという文章から始まって、エアコンの増設を希望いたしますと。これ7月5日ですよ。そういうことが出ているので、エアコンの話が全くないというのは、それはもう間違いだと思いますので、訂正をしていただきたいというふうに思いますし、また、エアコンを早速設置していただくように希望させていただきます。
これ以上のことを言うと、またちょっといろいろ出てくるといけないので、私はどこかの知事と違うのでね。
それから、希望の郷交流センターなんですけれども、こちらのほうにつきましては、やはり一般世間からかけ離れているのではないでしょうか、ペナルティをとらないので、半年間、工事が延びてしまったとか、そういうこともあると思いますよ。
何で修理に半年間もかかったのか。普通だったら、もう1週間とか2週間、どんなことをしてもそれ以内には終わっているはずですよ。図面があるわけですから。水漏れを起こした箇所、排管の箇所というのは図面に載っているわけですから、その図面に沿ってはつっていけば水漏れ箇所、もう分かるわけですから、工事の技術がちょっとなかったのではないでしょうかね。施工業者、しっかり選んだほうがいいと思います。
特に、監理者の件ですけれども、施工状況の立会い、確認までを要求していないということですけれども、肝腎なところはやはり立ち会ってもらうというのが世間では当たり前ではないでしょうかね。これをやっていないから、ああいう水漏れが起きてしまったということだと思います。
こういうことについても、しっかりと市のほうで見ていかないと、また同じようなことが私は必ず起こると思いますので、十分注意していただきたいと思いますし、ペナルティの件につきましては、いろいろ条文を読ませてもらったんですけれども、甘いですね。大変甘いです。
普通でしたら、1年以上3年未満の入札禁止とか、そういうことになっているんですけれども、この条文を見ていたら、そういうことがつづられていないので、ぜひとも三郷市としてもう一度この条文を見直して、三郷市として作り直したほうがいいのではないでしょうか。ペナルティは、絶対世間では、一般社会ではもう即ですから、ぜひともその辺お願いをしたいというふうに思います。
それから、ちょっと順不同で申し訳ないんですけれども、駅前もきれいにしていただきました。年2、3回と言わず、見かけて伸びていたら、ぜひ刈っていただきたいというふうに思います。小学生のこどもの背丈まで伸びている草もありますので、ぜひとも見かけたら草刈りをしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
あと公園につきましても、よく見回りしていただいて、安心・安全ということを売り物にしているわけですから、ぜひともそうしていただきたいなというふうに思います。
あと広報問題については、今、シルバー人材センターのほうと打合せしているということですので、ぜひいい方向に進めていただきたいと思います。
終わります。ありがとうございました。
○議長(鈴木深太郎議員) 以上で加藤英泉議員の質問を終わります。